【守護霊様に憑いてコイ/高城リョウ】

 

守護霊様に憑いてコイ
shugorei

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著者:高木リョウ


守護霊をしている聖は高校生の果林に片思いしていた。
ところが傲慢な守護霊の凪にキスをされてしまい、それから彼に振り回される日々が続くことに。
この作品の面白いのは守護霊とBLという異色の組み合わせとそのストーリーだと思います。

守護霊と人間の思いが同調してしまうという設定がとても興味深いものでした。
凪が守護霊をする保健医の貴続と果林が接近してしまい、仲を裂きたいのに貴続の策と強引な凪にハメられてあたふたとする聖の姿がとても面白いです。
最初は凪のことを目の敵にしていた聖が段々と彼に惹かれていく描写が細かく書かれているのでとても感情移入しやすいです。

凪への恋心を自覚すると聖が素直になる所がとても可愛らしくて、愛しく思えてきます。
けれど凪がただの守護霊ではなく高位な守護神だという事実を知った聖が身を引こうとする姿がいじらしくて胸が痛みました。
好きだけれど自分と彼は釣り合わないというその聖の想いに、今まで勝手だった凪の心も動いてくるのがとても感動的でした。

自分が聖を支配して言うとおりにしていればいいという扱いだったけれど、
いざ聖がほかの男に近づこうとするとなりふり構わず自分の元へ連れ戻そうとする所は、聖への想いの深さが見えてとてもいいシーンでした。

凪と以前関係を持っていた朔という守護神が二人の仲を引き裂こうとするものの、
朔も純粋に凪を想っていて、彼の悲しくも健気な片想いに切なくなります。
守護神のキャラクター達に振り回される聖も面白くて好きですが、やはり一番は凪に遊ばれながらも嬉しそうにしている聖が一番しっくりきて好きになりました。

守護霊様に憑いてコイ
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