【黒わんこと金キツネ/香坂あきほ】好きな人を誰にも触れさせたくないと想ってしまい・・・

 

黒わんこと金キツネ
kurowanko

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著者:香坂あきほ


幼い頃レトリバーのレンに命を救われ、以来一緒に暮らしてきた金キツネのユキ。
レンのことが大好きなのに彼の周りに人が多いせいでなかなか一緒にいられずに、ユキはもやもやする日々を送っていた。
動物の擬人化なので、ケモ耳+シッポがお好きな方には是非オススメしたい作品です。
グルーミングなどのスキンシップが多いのは動物ならではなので、そんな所も美味しい設定ではないかと思います。

喫茶店を経営しているレンの所には連日多くの客が訪れますがその中に入る事が出来ず、また来る客にレンを取られると嫉妬してしまうユキがとても可愛く、いじらしいです。
友人のハルトにやきもちと指摘されて怒るシーンでは、子供っぽい怒り方がとても愛くるしくて、キュンとします。
自分だけがレンに対して独占欲を持っていると感じていたユキですが、レンも他の誰にもユキを触らせたくないと本音を吐露するシーンで、嬉しがるユキにあまりにも感情移入してしまって涙が出ました。

ただ純粋に好きな人と一緒にいたいと思う気持ちや、好きな人を誰にも触れさせたくないと想う気持ちがお互い同じだと感じる場面がとても素敵で印象的でした。
もうひとつ、ハルトと昔馴染みのシエルのお話が入っていますが、こちらも舞台が同じなので続編としても楽しめます。
ハルトに想いを寄せているシエルは、ハルトがユキを好きだと知り自分の気持ちを押し殺そうとします。
距離の近付くハルトを好きだから拒めなくて、でも違う誰かを見ているハルトに近付いて欲しく無くて、その切ない葛藤にとても心打たれます。
ふたつのカップルのお話ですが、1冊まるまる続きものとして楽しめる作品です。

黒わんこと金キツネ
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