【神さまの腕の中/ねこ田米蔵】

 

神さまの腕の中
kamisama-udenonaka

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著者:ねこ田米蔵


パブリックスクールに通うシオは毎晩酷い悪夢にうなされていた。
ある晩出会ったウォンに怖いなら添い寝してやろうかと提案されて、彼の部屋に転がり込むことになります。
聖痕症と呼ばれる証を持つからか、悪いことをすれば痛むという暗示に苦しめられるシオが見ていて泣けてきます。

ウォンと一緒にいたいのにそれを他の寮生に咎められて、シオが自分の気持ちを押し殺そうとする場面は本当に胸が切なくなりました。
可愛らしく自分に懐いてくるシオに思わずウォンが手を出してしまった時も、イケナイコトをワルイコトだと思ったシオが聖痕に苦しむところは思わず涙しました。
せっかく結ばれそうなのにうまくいかなくてもどかしくて、泣きながら読んでいたのを覚えています。
近づこうとしたときに不安、そしてまた試練と次々に切なくなる場面ばかりでした。
他短編も入っていますが、このパブリックスクールを舞台に繰り広げられるお話なので、話の舞台は繋がっています。
短編の方も切なく、また閉鎖された空間での少年達の苦悩を考えさせられる作品です。
ハッピーエンドで終わるBLではありますが、そこに行き着くまでの過程が重かったり、辛いものを抱えていたりと1冊でこれだけ色々詰め込める作品もそう無いと思います。
この方の絵柄はとても綺麗なので、キャラの儚さや痛み、細かい心情が綺麗だからこそ伝わってきて、とても美しい作品だと思います。
切ないBLが読みたい方にはおすすめしたい作品です。

神さまの腕の中
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